口座引き落としにするだけでほぼ一月分が無料になる国民年金の前納割引
2018/05/07
口座振替で国民年金保険料を安くする方法
国民年金保険料を口座からの引き落としにするだけで、年金保険料が割引になります。
どうせ払うんだったら、少しでも安くなる方法で払いませんか?
国民年金保険料を口座振替にするメリットは、銀行やコンビニに行かなくていいだけじゃないんですよ。
1年分をまとめて口座振替で払うと3,840円の割引に
毎年束になって手元に届くのが、国民年金保険料の納付書ですよね。
この納付書を銀行や郵便局の窓口やコンビニに持っていって、国民年金保険料を払わなくてはいけません。
しかし、送られてきた納付書を使って、コンビニや郵便局・銀行で、毎月払っている人はそれだけで損しています。
毎月、銀行や郵便局、コンビニでわざわざ納めている国民年金保険料を、年1回まとめての口座引き落し(口座振替)に切り替えるだけで、「国民年金前納割引(口座振替 前納 1年度分)」の対象となり、国民年金保険料が年間3,840円 も割引になります。
国民年金前納割引(口座振替 前納1年度分)
保険料をコンビニ等で毎月支払う場合、保険料の年間総額は、
183,000 円 (月払保険料 15,250円 × 12 ヶ月 ) となります。
これを、年1回の口座振替に切り替えるだけで、国民年金前納割引(口座振替 前納1年度分)の対象となります。
保険料の年間総額は、179,160 円 (月払保険料 15,250円 × 12 ヶ月 – 割引 3,840円) となり、
月額換算すると、14,966円で、約2.8%の割引になります。
さらに2年分をまとめて口座振替で払うと14,800円の割引に
毎月、銀行や郵便局、コンビニで納めている年金保険料を、2年分まとめて口座から引き落し(口座振替)に切り替えるだけ。
これだけで、「国民年金前納割引(口座振替 前納 2年度分)」の対象となり、2年間で14,800円、年間7,400円 割引になります。
2年まとめて払うと、ざっくり一ヶ月分の保険料が割引になるわけです。
国民年金前納割引(口座振替 前納2年度分)
保険料をコンビニ等で毎月支払う場合、保険料の年間総額は、
183,000 円 (月払保険料 15,250円 × 12 ヶ月 ) となります。
これを、2年分一括の口座振替に切り替えるだけで、国民年金前納割引(口座振替 前納2年度分)の対象になります。
保険料の2年間総額は、351,200 円 (月払保険料 15,250円 × 24 ヶ月 – 割引 14,800円) となり、月額換算すると、14,633円で、約4%の割引になります。
国民年金前納割引(口座振替 早割/前納1年分/前納2年分)を申し込むには
国民年金前納割引(口座振替)を受けるには、口座振替の手続きが必要です。
毎年送られてくる納付書と一緒に、「国民年金口座振替納付申請書」と書かれた書類があります。
その納付書にはあなたの情報がすでに記載されていますので、その用紙を使いましょう。手元に用紙がない場合には、金融機関の窓口や日本年金機構のホームページで入手できます。
申請書の「振替方法」欄の記入方法により、支払い方法と割引額が変わってきますので注意してください。
3番の「1年前納」を選ぶと、3,840円の割引になり、毎年4月末に4月~翌年3月分の保険料が一括で引き落とされます。
5番の「2年前納」を選ぶと、14,800円の割引になり、2年に1回、4月~翌々年3月分の保険料が一括で引き落とされます。
正しい振替方法を選んだら、引き落としをしたい銀行口座の口座番号、名義を記入し、届け出印鑑を押したあとで、金融機関窓口か年金事務所に提出してください。
国民年金前納割引(現金払 前納1年分)のデメリットは
国民年金前納割引(口座振替 前納1年分)には、デメリットもありますので、注意してください。
まとまった現金が必要になる
1年分または、2年分の前納として認められるには、4月末日までに保険料の全額を口座に準備しておく必要があります。
たとえば、2年前納の場合で約35万円と、まとまった現金を用意しておく必要があります。
ちなみに、国民年金前納割引には、6ヶ月毎に前納する「国民年金前納割引(口座振替 6ヶ月前納 )」や、1ヶ月毎に前納する「国民年金前納割引(口座振替 早割)」もあります。
年単位の前払いよりも割引額が少なくなってしまいますが、この制度を利用するのもいいでしょう。
前納した保険料は戻ってこない
保険料を支払うことが困難な人向けに、「一定の条件にあてはまれば保険料の支払いを免除する」様々な免除制度が用意されていますが、前払いした期間については、免除制度の対象外となります。
向こう1年間で大きく収入が減ることがわかっている場合には、国民年金前納割引で払ってしまうと、減免を受けることができず、結果的に損することになります。
他にも得する払い方があります
国民年金保険料をクレジットカードで払うこともできます。
保険料の支払いにポイントがつくクレジットカードも多いので、ポイント還元を考慮すると賢い支払方法です。