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年金制度についてわかりやすく説明しています!

人生100年時代と年金制度について【個人ができる自己防衛とは?】

      2019/06/20

「人生100年時代って言われているけど、年金ってちゃんともらえるのかな」

「年金制度って崩壊してるって言われているけど、払うと損なのかな」

人生100年時代と言われるようになり、年金の支給開始年齢がどんどん遅れて、過去は60歳で定年すればすぐに年金を受給できましたが、現在は年金支給は65歳にまで延長されています。

現在のところは企業が定年延長を導入して年金支給開始までの間は再雇用を行うなどの措置で対応しています。

 

本記事では、人生100年時代と年金制度について分かりやすくお伝えしています。

年金制度に疑問がある方、これからどうなっていくのかが不安な方ほど、ぜひ読んでくださいね。

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年金制度そのものは非常によい制度

年金制度そのものは非常に良い制度といえます。

理由としては、掛け金を毎月納めておけば、国が破綻しない限りは支払われる非常に大きな保険制度のためです。

サラリーマンとして働ける年数が65歳までとなっている状態である以上、年金制度がなければ老後に暮らしていくことは困難となります。

 

働ける年齢上限が上がっても、健康寿命の問題がある

現在の政府の方針としては、働ける年齢の上限を引き上げることで、年金支給を遅らせる方針を採用しています。

企業が定年後の再雇用制度などを導入したのも、年金の支給開始を遅らせる狙いがあるためでした。

 

結果的には現在、ほとんどの企業で60歳で定年後に年金の支給を受けるまでの間、再雇用が義務付けられています。

そのため、即座に生活に困ることはなくても、下手をすれば働ける限りは年金を受け取れないという状態に陥っていきます。

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大切なことは自己防衛をしていくこと

年金制度がかなり厳しい状態になっており、支給開始年齢をドンドン引き上げていく以上、しっかりと現金を蓄えておくか、年金支給開始まで健康で働けるように体力を維持していく必要性があります。

 

現金の備えも大切ですが、一番大切なのは労働資本として働ける頑丈な肉体を若い間から意識して作っていくことだといえます。

年金の支給まで働けるような身体と能力を身に着けることで防衛するしかないのが、現状です。

 

若い間から年金支給までを見越して毎月少しずつでも給料から貯金しておく、投資をする、自営業として65歳を過ぎても働けるような手に職がつくような仕事を探すことが一番の自己防衛となります。

 

人生100年時代を乗り越えるためには、年金を受け取れるまでどれだけ現金を用意できるか、働き先を確保する能力を身につけられるかが勝負といえます。