国民年金の20歳での加入手続きが不要になるかも!?
2019/06/20
「大学生でそろそろ20歳なんだけど、年金の手続きが必要なのだろうか」
「2019年10月から切り替え手続きがいらなくなるって聞いたけど、どうなんだろう」
これまでは大学生であろうとフリーターであろうと、20歳になったら自分で年金に関する手続きをする必要がありました。
そのルールが変わろうとしています。
今回は、国民年金の加入手続きの簡略化について徹底解説させていただきます。
実施予定日は2019年10月より予定されている
国民年金はこれまで日本国内に在住する方が20歳になったら、自動的に加入するのではなく自分の手で加入手続きを行う必要がありました。
しかし、2019年10月より、加入手続きを日本年金機構が自動的に行うという指針を打ち出しました。
背景には、加入手続きのうっかり忘れを防ぎたいという思惑がある
これまで自己申請方式で20歳になると国民年金の加入手続きを個人に任せるようにしていましたが、それでは加入者自身が忘れてしまったり、重要性を認識せずに手続きをしないということもありました。
自動化したところで、払える人と払えない人は二分化する
国民年金に関しては、会社に所属して厚生年金の適用を受けていない方たちが加入している制度です。
主に自営業者が加入しているのが国民年金であり、売り上げがしっかりとある個人事業主は支払いが出来るのに対して、売り上げが成り立っていない個人事業主は払いたくても払えないという実態もあります。
加入手続きをある意味では強制化することで、未加入者を減らすことは可能ですが、果たしてこれで支払う人が増えて年金の財源が安定するかはまだまだわからないという状態です。
まだ検討されている段階なので、対象者は自分で手続きを行ったほうが良い。
施行が2019年の10月からと予定されていますが、本格的な決定にはなっていないため、まだ個人で国民年金への加入手続きを行う必要性があります。
また、学生で今年20歳になったばかりの方は、学生の間は国民年金の支払いを猶予するなどの方法があります。
自営業者についても、もしも支払い能力がまだまだ乏しい場合には、免除や減免を行ってくれる可能性があります。
本格的に施工されるまでの間は、自分自身で手続きを行ったほうが良いです。
仮に施行されていても、勝手に手続きをされて未納状態になるのも危険です。
自分自身でしっかりと加入手続きを行い、減免申請や納付猶予を受けられるようにしたほうが、本格施行されるまでの間は安心です。