あなたが将来貰える『年金支給額』は適性?【確認と対策をする方法】
2019/06/20
「年金の支給額通知書が来たけれど、本当に金額は合っているのかな」
「年金支給額って、本当にこの金額で合っているのかな」
不安になりますよね。
年金の支給額のミスを確認するためには、年金事務所から送付されてくる年金の通知書をよく確認する必要があります。
今回は、年金支給額が適正かどうか確認する方法について、徹底解説させていただきます。
年金の所得税金額の間違いは扶養控除が大きい
年金所得から天引きされている所得税の金額をよく確認するようにしてみて下さい。
扶養控除がなくなっていると、天引きされる金額が大きく変わってしまいます。
仕組みとして、扶養している家族が多ければ多いほど、所得税の金額は低くなる仕組みになっています。
もしも年金支給額が先月よりも少なくなれば、まずは所得税の金額が必ず変動するのでチェックするようにしてください。
ミスが分かった場合は、どのように対応するべきか
所得税の金額が前年支給金額よりもアップして、結果的には年金支給額が下がっている場合には、扶養控除の異動申告所の記載ミスを行っている可能性が高いです。
税務署に扶養控除の異動申告書を提出するか、または、年金事務所で扶養親族等申告書を提出するようにしてください。
そこで本来の調整金額に戻されることで、支払い金額が元に戻ります。
ミスを起こさないための対策として、しっかりと確定申告を行う
ミスを起こさないための対策としては、確定申告についてしっかりと勉強をして、書類をしっかりと税務署に提出することが大切になります。
所得税は扶養親族によって変動しますが、住民税も所得金額によって変動することが多いです。
年金から控除されるのは、主に所得税と、住民税の金額です。
特に住民税に関しては前年の所得に対して課税されるため、確定申告をしっかりと行っていないとミスにつながっていきます。
確定申告時に、扶養をしている配偶者や、子供などがいる場合には、しっかりと申告する必要があります。
また、それだけではなく、医療費控除といった様々な有利な控除項目もあります。
医療費控除は1年間にかかった医療費の10万円を超えた金額が総所得から控除されるため、しっかりと税務署に確定申告を行っておけば、住民税の金額などが下がる可能性があります。
支給金額がなかなか増額されない昨今なので、出来るだけ天引きされる税金を減らすことが年金受給者にとっては手取りを増やす手段となります。
もしも支給額のミスが分かったら修正申告するだけではなく、他にも節税できないかなどの勉強をすることが重要です。