国民年金を免除したときに貰える金額は?シュミレーションしてみよう!
2019/06/20
国民年金を免除した場合って、年金を将来もらえる金額はどうなってしまうのだろうか。
免除した期間はどういう扱いになるのだろうか?
不安になりますよね。
でも、大丈夫です。
今回は国民年金を免除したときに貰える金額はどうなるのかについて解説し、計算方法までを説明いたします。
ご自宅ですぐその場で、免除期間を含めて将来受け取る年金額を計算できますので、最後までお付き合いくださいね。
国民年金のシステムは?
国民年金のシステムとして、年金受給の年齢に達するまでの間に納付した月数に応じて支給金額が決定されるシステムになっています。
納めた月数が少なければそれに応じて受給できる金額も下がるというシステムを採用しています。
国民年金の免除は許可制です。
国民年金の免除は個人の意思で行えるものではなく、役所に申請をして免除の通知を受けた場合にのみ適用されます。
本来は厚生年金適用者であるサラリーマンと株式会社の経営者以外は国民年金を支払う義務があるところを免除するシステムなので、個人で免除するかどうかを決めることは出来ません。
役所への申請が必要になります。
また免除には種類があります。
全額免除、3/4免除、半額免除、4/1免除と種類があります。
免除の場合には、その免除期間の金額はどうなってしまうのか?
国民年金の免除金額に応じて受給できる金額は変化します。
全額免除の場合には、全額免除期間中には年金額は2分の1で計算されるようになります。
3/4免除の場合には、免除期間中に5/8で計算されます。
半額免除の場合の場合には、6/8で計算されます。
4/1免除の場合には、7/8で計算されます。
実際にはいくらもらえるのかをシュミレーションしてみよう!
免除期間があった場合を想定してシュミレーションをしてみましょう。
もしも一ヶ月も途切れなく国民年金を納めていた場合には、受け取ることが出来る金額が満額で77
9300円となります。
20歳から60歳まで年金を納付していた人が、そのうちの8年間(96ヶ月)の間、全額免除をしたとします。
この場合には、いくらになるかを計算すると、以下の通りとなります。
779,300円×(480-96)/480 + 779,300円×96/480×1/2=701,370円
779,300円が年金の総支給金額で、あとは40年間の月数を基に計算できます。
少し強引な計算式になりますが、導き出し方の詳細としては以下になります。
国民年金保険料の満額(77
9,300円)×納付済月数÷480で計算できます。
便利な計算式なので、覚えておけば何かあったときに便利です。