10月からパートやアルバイトでも厚生年金に入れるって本当?
2019/06/20
短時間労働者も厚生年金の対象に
平成28年10月から、いままでは厚生年金の加入対象外だったパートやアルバイトの人も、厚生年金の加入対象となります。
具体的に何が変わるの?
2016年9月までは、週30時間以上働く方が厚生年金と健康保険、いわゆる社会保険の加入対象でしたが、平成28年10月からは従業員501人以上の企業で、週20時間以上働く方などにも対象が広がります。
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自分は厚生年金に入れるの?
拡大されるのは、一定規模の会社で、正社員とほとんど変わらない働き方の人です。
社会保険に入れるかどうかを、自分で確認するためのチェックポイントは3つです。
以下のチェックポイントすべてに当てはまる場合は、社会保険加入の対象になる場合があります。
チェック1 : 以下のどれにも当てはまらない
- 年金や健康保険料が自分のお給料から天引きされている
- 現在学生である
- 雇用期間が1年未満で更新の可能性なし
- 現在75歳以上である
- 勤務先の正社員が500人以下
チェック2 : 一週間の労働時間が20時間以上
残業時間は含みません。所定労働時間で判断します。
チェック3 : 1ヶ月の所定内賃金が8万8千円以上
賞与、残業手当、通勤費等は含みません。
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社会保険加入はあくまでも事業主の義務
社会保険の加入対象が拡大されますが、自動で加入するわけではありません。
加入するには、勤務先が社会保険の適用事業所であり、事業主の申請が必要です。
あなたが対象になるかどうかは、雇用主に確認しましょう。
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働き方が同じなら負担は大きくなる
社会保険に加入すると、年金が国民年金から厚生年金に切り替わります。
厚生年金は国民年金よりも手厚いですが、自分で厚生年金保険料や健康保険料を負担する必要があります。
お給料や勤務時間が変わらない場合には、一般的には負担が重くなる、つまり手取りが減ることになります。