国民年金がよくわかる「ねんきん!」

国民年金のこと、もっとわかりやすく。もっとお得に。

国民年金保険料を払わずに未納を続けた結果こうなる

      2016/10/26

国民年金の保険料をずっと払わなかった人はこうなる

国民年金の保険料を払わないと、どうなるのでしょうか。

実は、年金を払わないでいると、老後の年金がもらえないだけでは済まないのです。
20歳になると加入の義務があるのに、国民年金はどのような仕組みなのか、それをちゃんと理解している人は少ないのではないでしょうか。

また、日本年金機構の窓口や、役所の年金窓口で、わかりやすく教えてもらった人は少ないようです。
あなたは国民年金のこと、どれだけ知ってますか?

年金払ってない人はどうなるの

老後に年金がもらえなくなるだけ?

「国民年金の保険料を納めないと、老後に年金がもらえなくなる」これは知っている人が多いと思います。
老後にもらえる年金は、正しくは「老齢年金(ろうれいねんきん)」という名前です。

老齢基礎年金は、国民年金に原則として25年以上加入した人が65歳から受ける、全国民に共通した年金です。
年金額は40年加入した場合が満額となり、加入年数がそれに満たない場合は、その期間に応じて減額されます。本人が希望すれば、60歳以降から繰り上げて、また、65歳以降に繰り下げて受けることもできます。
老齢基礎年金とは

老齢年金は、 20歳から60歳までの40年間払うと65歳からもらえるというのが基本の仕組みです。
保険料を払っていない月が多くなると、その分老齢年金の金額が減らされていきます。

そして、払った月数が300ヶ月(25年)よりも1ヶ月でも少なくなってしまうと、なんと年金が1円ももらえなくなってしまうのです。

病気やケガで障害を負っても年金がもらえなくなる

国民年金でもらえる年金には、老齢年金の他にも、「障害年金」や「遺族年金」というものもあります。
あまり知られていませんが、あなたが病気やケガによって障害を負ってしまった場合には、障害年金がもらえるのです。

障害基礎年金は、国民年金に加入中に初診日がある病気・けがが原因で障害者になったときに支給される国民年金の給付です。60歳以上65歳未満で日本に住んでいれば、加入をやめた後の病気・けがによるものでも受けられます。ただし、加入期間のうち3分の1以上保険料の滞納がないこと、または直近の1年間に保険料の滞納がないこと(平成28(2016)年4月前に初診日のある傷病による障害の場合)が条件になります。なお、20歳前に初診日がある場合は、20歳に達した日またはその後に障害認定日が到来するときは、その日において障害があれば障害基礎年金が支給されます。 障害の程度に応じて1級と2級があり、1級のほうが障害が重く、年金額は2級の1.25倍になっています。
障害基礎年金とは

遺族が年金を貰えなくなる

また、あなたが亡くなった場合には、残された家族に遺族年金が支払われるのです。

遺族基礎年金は、(1)国民年金に加入中の人、(2)国民年金に加入していた人で、日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満の人、(3)老齢基礎年金を受けている人や受給資格期間を満たしている人、が死亡した場合に、遺族に支払われる国民年金の給付です。 受けられる遺族は、死亡した人に生計を維持されていたその人の子(18歳の誕生日の属する年度末まで、または20歳未満で1級または2級の障害の状態にある子)または子のいる配偶者です。ただし、(1)・(2)の場合は、加入期間のうち3分の1以上保険料の滞納がないこと、または直近の1年間に保険料の滞納がないこと(平成28(2016)年4月前の死亡の場合)が条件となります。
遺族基礎年金とは

年金保険料に未納があるともらえない

ただし、年金保険料に未払いがあると、「障害年金」や「遺族年金」はもらえません。
つまり、年金が未納になっていると、老後だけでなく、死亡やケガ・病気などのリスクに対する備えも同時になくなってしまうことになります。

国民年金は民間の保険会社では実現できない好条件

「障害年金」と「遺族年金」のことを知らなかった人も多いと思いますが、国民年金は国が運営する生命保険のような機能もあるのです。
しかも、年金には保険料だけでなく税金も使われていますので、民間の年金保険では実現不可能な条件になっています。

年金いらない人は払わなくていいのか

「老後の資金は自分で準備するし、ケガや病気への備えは保険に入っているから、年金なんて必要ない」という考え方もありますね。
また「どうせ年金はもらえないから払い損になる。高い保険料を払うだけ無駄だ」という考え方もあるでしょう。
では、「年金はもらえなくていいから保険料を払わない」という選択はできるのでしょうか?

残念ながら答えはNoです。
国民年金は公的な年金制度で、加入が義務付けられています。
そのため、十分な所得があるにもかかわらず、国民年金保険料を支払わない場合には、国が強制的に保険料を徴収することができるルールになっています。
つまり「自分は年金なんていらないから保険料は払わない」という選択はできない仕組みになっているのです。

無視し続けて銀行口座を差押えされた人も

国民年金保険料が支払われなかった場合には、強制的に取り立てることができる仕組みになっている事はわかりました。
では、その手続きはどのように進んでいくのでしょうか。

NEXT : 保険料の未払いが数ヶ月続いたらこうなる

 - 国民年金保険料をずっと払わないとこうなる , ,